孫っきゃ騎士@さようなら

禿げたアタマ

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たいむ あふたー たいむ 11
こうやって君へ葉書を出すのは随分と久しぶりだ。

以前は、頻繁にお互い手紙のやり取りをしていた。結局、君からは何通の手紙を貰ったんだろう?僕はメールも嫌いじゃないけど、手紙の方が断然、好きだ。書くのも貰うのも大好きだ。僕の文字は僕そのもので、だらしなさや、そそっかしさが見て取れる。止めや撥ねも、どこかおかしくて、バランス感覚は皆無だ。僕は何歳になっても全然、字が上達しない。僕の文字は小学生から何一つ変っていない気がする。それは実際、とても恥ずかしいことなのだけれど、それでも僕は妙に自分の書いた字が好きだ。それは、きっと昔から余り変っていないことが好きなんだと思う。幼い頃に僕が描いた大人の僕は、全く今の自分とはかけ離れている。自分の好きだったところを全て失って、他人や大人の嫌だったところが、何故か自然と身についてしまった。でも、あの頃と変らない拙い自分の文字を見ていると、自分が、ちゃんと自分なのだな、と、不思議と肯定的に思えてくる。そんな拙さを自慰で誤魔化した様な文字で、僕は彼女に手紙を出す。取るに足らない日常や、考え付いた面白い話を徒然と書き出す。そして、必ず絵を添える。絵を添えなければ、僕には手紙を書く意味がない。それくらい僕には絵が必要なのだ。彼女に絵を描く時は、何故かモチーフが、いつも丸みを帯びる。そんな時、絵は正直過ぎると思う。僕が口には決して出さない願望の片鱗が、そこに見える気がしてしまう。それが彼女に見透かされませんように、と、ポストに投函すると、いつも耳が熱くなった。もう彼女と手紙のやり取りをすることはないと思う。

出欠席の返信葉書を書き終えると、着替えて、葉書を持って外へ出た。
夕方は、まだ肌寒い。
だいぶ日は長くなったのだけれど、それでも、もう西日は向こうに見えるビジネスホテルに遮られて、辺りは薄暗い夜の入り口に、もう足を踏み入れていた。僕は、そのまま歩いて郵便局へ向かった。僕の家から郵便局までは歩いて10分とかからない。とても狭い住宅地の道路を、ゆっくりゆっくり歩いていった。僕の家から郵便局まで真っ直ぐ歩いていくと途中に小さな神社がある。神社といっても、ホントに小さい。町内会の消防団が使用する車庫の陰にひっそりと身を隠すように神社は佇んでいる。神社の周りには大きな欅が境内を囲むように立ち並び、一年中、神社に日差しが入ることはほとんどない。神社の入り口には、心ばかりの石畳と石で出来た鳥居がある。何気なく鳥居の方を見ると、鳥居の柱の根元に猫が居た。白と灰色と黒の混じった様な色の猫だ。こちらを注意深く覗いている。警戒しているのが一目でわかった。僕は、口で舌を鳴らしながら、こっちへおいでと近づいたのだけど、猫は、あっという間に逃げる様にどこかへ行ってしまった。僕は、いつも猫に逃げられる。彼女にそれを笑われたこともあった。

郵便局のポストに葉書を投函し、僕は、そのまま自分の勤める会社の駐車場に向かって歩き出した。

| 創作小説 | 23:52 | comments(0) | trackbacks(0) |
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