孫っきゃ騎士@さようなら

禿げたアタマ

Calendar
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< July 2018 >>
NEW ENTRIES
RECENT COMMENTS
RECENT TRACKBACK
CATEGORIES
ARCHIVES
RECOMMEND
失踪日記
失踪日記
このブログの元ネタ。
めちゃ面白かったです。

のだめカンタービレ(1)
のだめカンタービレ(1)
いま、ハマってます。
少女漫画って面白いんですね。

MANGA
ダウンロードできます。
はぢめての合コン
スーパー整備士物語
MAGO LINKS
LINKS
MY BLOGLIST
FAVORITE
FAVORITE
シーズ・ソー・アンユージュアル
シーズ・ソー・アンユージュアル (JUGEMレビュー »)
シンディ・ローパー
何度も、何度も
FAVORITE
FAVORITE
FAVORITE
サーフィンU.S.A.
サーフィンU.S.A. (JUGEMレビュー »)
ザ・ビーチ・ボーイズ
加山雄三
FAVORITE
勝手にしやがれ!!
勝手にしやがれ!! (JUGEMレビュー »)
セックス・ピストルズ
ヴィヴィアン・ウェストウッド
FAVORITE
London Calling
London Calling (JUGEMレビュー »)
The Clash
ギターもったいない
FAVORITE
FAVORITE
FAVORITE
スタンド!
スタンド! (JUGEMレビュー »)
スライ&ザ・ファミリー・ストーン
黒人
FAVORITE
THE NEW SOUTH HAND BLOWS AND NORTH KICK BLOWS
THE NEW SOUTH HAND BLOWS AND NORTH KICK BLOWS (JUGEMレビュー »)
BACK DROP BOMB
1曲目の「BACKDROPBOMB」
未だに聴いてます。
ライブが怖いって評判でした。
PROFILE
OTHERS
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

| - | | - | - |
たいむ あふたー たいむ 6
普段は、そんなに人気のないこの街も、今日に限っては、どこにこんなに人が住んでいたんだろうと思えるくらいに人が集まってくる。

海の方からやってくる夕日のグラデーションは、突き抜けた空のてっぺんの方から、透明度を増していき、やがてはオレンジの空を散らしていく。けたたましく鳴り響き、倦怠感を煽るような、あの蝉しぐれも遠くなっていく。やがて薄く編まれた夜のビロードに包まれるころ、国道の渋滞はピークに達し、色とりどりの浴衣を着た若い女性たちが、談笑しながら川辺の丘に向かって歩いている。川辺の丘の斜面には、みんなが競うようにビニールシートを敷いて、普段、斜面を覆っている草の姿は、もう、まばらにしか見えない。やがて川辺がライトアップされ、明かりに魅せられた虫達が、ひとつの塊みたいに浮かび始める。

「からあげ買ってくる」

そう言って友達は、丘を越えたところに広がった草野球場に、今日の為にぎっちりと並んだ屋台のひとつへ足早に向かっていった。彼の高い背は、人混みでも、はっきり彼だと教えてくれるから羨ましい。僕が、人混みに入れば、きっと誰もが僕を見失うだろう。

「あ、あたしもいく」

人混みからひとつ抜け出た彼の後頭部を目印に、彼の彼女は走って彼を追いかけていった。僕はビールを飲んでいた。その辺の道端で、氷でいっぱいのクーラーボックスにビールを冷やして売っている人が居たので、先ほど、その人から買ったやつだ。ゴクゴクと喉を鳴らしながらビールを飲む。炭酸の刺激とビールの苦味が喉と鼻腔を突き抜ける。ビールなんて何が美味いとは僕には上手に説明できないけど、この雰囲気と、決して好意的でないこの苦味は美味いとしか表現が出来ない。

「なんで泣いてんの?」

と彼女は笑いながら僕の方を見てる。僕は、一瞬だけ意味がわからなくて彼女の方を見たら目が合った。暗くてよく顔が見えないけど、色白の彼女の肌が季節外れの雪みたいに白いのは良くわかる。彼女は、微笑みながら黙って右手の人差し指で右目を指差していた。

「ああ。これ、仕方ないんだ」

僕は小さい頃から炭酸の刺激に弱い。炭酸が嫌いという訳ではないのだけれど、ちょっとした炭酸でも、けっこう目にくることがあって、炭酸を飲むと目に涙が貯まるみたいだ。自分じゃ全く気にしていないのだけど。だから、いきなりビールをグイグイ飲んだりすれば、泣いてるように見えるのかもしれない。でも、こんなに暗いのに彼女は良く気付いたな、と思った。もしかして、何かの光に反射したのかも知れない。

「炭酸飲むと、出る」

そう言って、またビールをグイグイと飲み込んだ。彼女はケタケタ笑いながら

「変なの」

と僕の肩をつついて見せた。僕はビールの缶の淵を噛みながら、へへって笑った。笑い声がビール缶の中で変な音になって帰ってきたので、僕も彼女も、また笑った。しばらく忙しない人混みや、花火の準備をしているスタッフの様子を漠然と眺めていた。そもそも花火大会って、大した宣伝にもならないのに商工会の皆さんが一生懸命に働いて稼いだ金を出して、僕達に綺麗な花火を見せてくれようっていうんだから、気前のいい話だなぁ、なんて考えていると、彼女が時計を気にする素振りを見せたので

「約束あるんだろう?いってらっしゃい。楽しんでおいで」

と小さく言葉を切り出すと

「ごめん。これたら、また来るけど…」

と眉を寄せて言うので

「んー?気にしないでいいって。自分が楽しむこといちばんに考えなきゃ、人生は損をするらしいよ。花火大会なんて特別なイベントなんだから」

僕自身に聞かせてあげたい言葉だなとも思いつつも、僕は飲み終わったビールの缶を両手で挟むように潰しながら、何食わぬ顔で彼女にそう言った。

「うん。わかった。じゃあ、いってくる。またね」

そう言って彼女は、首輪を外されたときの飼い犬みたいな勢いの駆け足で丘の斜面をビニールシートの間を縫って行き、やがて人混みの中に消えていくと、周りの夜の暗闇と区別が付かなくなってしまった。
| 創作小説 | 23:48 | comments(0) | trackbacks(1) |
スポンサーサイト
| - | 23:48 | - | - |









http://ooizumi.jugem.cc/trackback/217
完全無料でセックスし放題★セフレ10人軽くゲット!!
出会い系で会えない人は必見!見なきゃ一生後悔。完全無料でタダでセフレゲット出来る方法を完全公開!!生オンナの生マ○コを500%ゲット確実保証付き!!
| 快適無料セックスライフ | 2005/07/27 6:46 PM |